発泡体防振材「ビブラフォーム」――戸建て住宅の室外機事例
2025.10.14
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設備機器の運転に伴う振動や騒音は、快適な生活環境や作業環境を損なう要因となります。こうした課題に対し、共和ゴムが提供する発泡体防振材「ビブラフォーム」は、軽量で扱いやすく、確かな防振効果を発揮する製品として注目されています。高品質ポリウレタン(ポリエーテル系発泡ウレタン)防振材は主に海外メーカーの製造が多く、エレベーターの防振や、鉄道の線路の枕木の防振材、建築防振壁、地中連続壁(建物の振動遮蔽)としても実績が豊富な製品となります。同様のポリウレタン系の防振材は国内で製造している会社は見受けられなかったと思います。
ビブラフォームの特長
「ビブラフォーム」は独自の発泡構造を持ち、従来のソリッドゴムでは難しかった低周波域の振動吸収に優れています。主な特徴は以下の通りです。
- 軽量で施工性が高い:ゴム発泡体をベースとしたため、取り扱いが容易
- 低周波振動の吸収に効果的:室外機やコンプレッサー特有の「ゴーッ」という響きを低減
- 屋外利用に対応:耐候性を備え、住宅や工場などの屋外設備に適用可能
- コスト効率が高い:スプリング式や重量構造体を用いた対策よりも安価に導入できる
硬さも色に分けていて非常にカラフルな製品です!
戸建て住宅での採用事例
弊社が関わった事例のひとつとして、都市部の戸建て住宅におけるエアコン室外機で「ビブラフォーム」が採用されています。
特に屋根上に室外機を設置する場合、運転時の微細な振動が住宅構造を通じて室内に伝わり、低周波の不快な揺れや音として住人に影響を与えることがあります。
そこで防振材として「ビブラフォーム」を敷設。お客様にて実際に低周波振動のデータを計測したところ、数値上で防振効果が確認され、居住空間での体感も大きく改善されたとの結果が得られました。
まとめ
「ビブラフォーム」は、産業機械や空調設備はもちろん、一般住宅の快適性向上にも役立つ防振ゴムです。特に軽量で設置性に優れた特長から、限られたスペースや屋根上設置など、条件の厳しい環境でも導入しやすい点が評価されています。
弊社でもイベント会場や住宅向け案件などで採用実績があり、今後も幅広い分野での防振ニーズに応えてまいります。振動や騒音に関する課題をお持ちでしたら、ぜひご相談ください。
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