発泡PEのL字加工・角落とし・ゴム溝加工で広がる新しい用途開発|手加工だからできる細かな設計対応とは
2025.11.25

発泡PEやソリッドゴムの“手加工”が持つ面白さは、実際に触れてもらうとすぐに伝わるのですが、まだまだ知られていないのが正直なところです。私自身、長くこの業界で加工方法を試し続けてきましたが、L字加工や角落とし、溝削りなどのシンプルな加工が、驚くほど大きな価値を生む場面を何度も見てきました。
たとえば、発泡PEのL字加工。

直線材だけでは収まりきらないコーナー部分に、まるで最初からそこにあったかのように馴染む形状が作れます。建築現場のコーナー保護材や什器の縁部の緩衝材として、とても自然に機能してくれます。曲げ加工よりも寸法の安定性が高く、必要な場所にしっかり収まるのが魅力です。
角落とし加工も、用途は意外に広いものです。

エッジを落とすだけなのに、触り心地はやわらぎ、破損リスクも減る。玩具や家具、電子機器の保護材で「この丸さが欲しかったんだよね」と言われることがよくあります。単純なようでいて、最終製品の安心感や見栄えを大きく左右する大切な加工です。
そして、私が個人的に一番好きなのがソリッドゴムの溝削り。

厚物のゴムにきれいな溝を入れることで、振動を逃がす“道”を作れたり、別パーツをはめ込むためのガイドとして使えたりします。防振材としての性能が一段上がることもありますし、雑貨製品では装飾として良いアクセントになることさえある。図面だけでは伝わりづらい立体的な工夫が、ここで実現できるのです。
もちろん、手加工だからこそ気をつけるべき点もあります。
L字加工は強度バランス、角落としは整合性、溝加工は深さと硬度の相性など、用途に合わせて調整が必要です。ただ、それを一緒に考える過程こそが、より良い製品づくりにつながる瞬間だと感じています。
もし「こういう形、作れるかな?」「市販品ではちょっと合わない」という場面があれば、気軽に相談していただきたいです。
手加工・小ロット・試作にも柔軟に対応できますし、用途に合わせた最適な加工方法もご提案できます。
あなたのアイデアを無理なく形にするために、私たちは全力でサポートします。
一度、写真付きでイメージだけでも共有してみませんか?製品の可能性は、意外な加工から広がることが多いものです。
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