白色ゴムスポンジ製品はデリケート!? 製造から梱包までのこだわりポイント

2025.05.20

先日、白色のゴムスポンジ押出成型品をお客様へ納入させていただきました。

一見するとシンプルな“白”のゴム製品ですが、実は製造・加工においては非常に繊細な管理が求められます。そのため、扱いが難しく、製造を敬遠されるメーカー様も少なくありません。中には、灰色がかった製品を“白色”として取り扱っているところもあるほどです。

今回は、そんな白色ゴムスポンジ製品をお届けするにあたって、私たちが日頃から心がけている製造・梱包上の注意点をご紹介いたします。

なぜ白色のゴムは繊細なのか？

白色ゴムは、その性質上、他の色に比べて わずかな異物や色の混入でも目立ちやすい という特徴があります。そのため、製造前の準備段階から非常に注意が必要になります。

原料管理の徹底
　黒や赤など色の濃いゴム材が混入しないよう、混練工程や押出機の使用履歴を確認し、切り替え時には十分な洗浄を行います。
押出機内部のフラッシング（洗い出し）作業
　前工程で色付きのゴムを扱っていた場合は、押出機内部の残留物を除去する必要があります。
工具・設備の清掃
　押出ダイスやローラーなど、金属粉・油分・異物が付着していないかを念入りに確認します。これらが白い製品に移ると、目立ってしまい品質に影響します。

白色製品の製造には、このような 段取りやクリーニング作業が非常に重要 なのです。

せっかく丁寧に製造しても、梱包の際に製品が汚れてしまっては意味がありません。

特に段ボールは、インクの色移りや紙粉などの細かな汚れが付着する可能性があります。そのため、私たちは以下のような対応を行っています。

📸【梱包例写真】

このように、製造から梱包まで細部にまで気を配ることで、白色製品の美しさを維持しています。

白色のゴムスポンジ製品は、その見た目の美しさを保つために、多くの工程で丁寧な対応が求められます。原料管理や機器の洗浄はもちろんのこと、梱包の工夫まで一貫して気を配る必要があります。

弊社では、こうした細やかな配慮をもって、白色ゴムスポンジ製品の製造・出荷を行っております。
「白色の押出成型品で困っている」「品質にこだわった製品を探している」など、ご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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