【実例紹介】材料を切り替えるだけでコスト改善!ゴムスポンジ・発泡樹脂の調達最適化5選
2025.07.29

製品の性能を維持しつつ、調達コストを見直したい――そんな声がますます増えています。
特にゴムスポンジや発泡樹脂素材は、性能が同等であってもメーカーや製法によって価格に差が出ることも少なくありません。
本記事では、株式会社共ショウが商社として実際にサポートした5つの材料切替事例をご紹介します。
いずれもメーカー名は非公開ですが、詳細資料(スペック・価格・カタログ)はお問い合わせにて個別対応しております。
✅ 事例①:独立気泡ゴムスポンジのメーカー切替で10%コストダウン
緩衝用パッキンで使用していた独立気泡EPDMスポンジについて、同等グレードの国内製品への切替を実施。
性能・耐久性は既存品とほぼ同等でありながら、材料費で約10%の削減を実現しました。また原反サイズが大きくなったことで、抜き加工品の取り割も向上致しました。
同一国内規格の中でも、製造設備や仕入ルートの違いにより価格差があることを活用した好事例です。
✅ 事例②:低倍率の化学架橋PEフォームを再選定し、約20%削減
約6倍の化学架橋タイプの低倍率ポリエチレンフォームを、
同等倍率・同等物性を持つ他メーカー品に切り替えることで、約20%の材料費削減に成功しました。
性能はそのままに、調達先の見直しだけでコスト最適化を実現。
意外と見落とされがちな「同等品の再評価」は、手間をかけずに効果を得られる選択肢の一つです。
✅ 事例③:電子線架橋PEフォームのメーカー見直しによる安定供給とコスト改善
熱変形が少なく高耐久が求められる電子部品の緩衝材において、電子線架橋PEフォームのメーカー変更を実施。
同等品の国内供給に切り替えることで、価格と納期のバランスを改善し、長期供給リスクの軽減にもつながりました。
電子線架橋材は選択肢が少ない分、ベストなルートの見極めが重要です。
✅ 事例④:ゴムスポンジパッキンを発泡樹脂製に変更し、コスト・重量ともに軽減
長尺で使用するゴムスポンジパッキンから、汎用の発泡樹脂(熱可塑性エラストマー)パッキンに変更。
これにより、重量・コスト・在庫保管のすべてを軽減することができました。
ゴムスポンジが必要と思われがちな用途でも、樹脂系で代替可能な場面は多く、材料の発想転換が鍵となります。
✅ 事例⑤:導電性緩衝材に新素材を活用し、安全性・コストの両立を検討
これまで導電性気泡緩衝材を使用していた用途に対して、無架橋導電性PEフォーム(新製品)を紹介・提案。
現時点では実績評価段階ですが、押出成形による長尺対応と安定供給のしやすさが強みで、導入検討中です。
新素材の活用は、単なるコストではなく「再現性・成形性・量産性」にも寄与します。
📣 まとめ:コストダウンの鍵は「同等性能での選定見直し」
今回ご紹介した5事例はいずれも、「同等性能で材料を変えるだけでコストを下げた」取り組みです。
特にゴムスポンジや発泡樹脂製品は、スペックの見直しや物性の再評価によって大きな改善余地があります。
メーカー名や製品仕様・物性表・価格帯の詳細をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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