【導入事例】発泡PEフォームをギプス用クッション材に採用｜医療現場での代替事例

2025.08.27

今回ご紹介する事例は、発泡PEフォームをギプス巻き時のクッション材として採用いただいたケースです。
お客様は医療機関様で、患者様の患部固定に使用するギプス巻きの際に、患部の保護や圧迫緩和を目的としたクッション材を長年ご利用されていました。

従来は、アルケア製「エバウルシート」（ラテックススポンジクッション材）をご使用されていました。
この製品は以下の特長を持っています。

しかし、この「エバウルシート」が販売終了となり、同等性能を持つ代替品を探しているとのご相談をいただきました。

当社では、これまで医療・工業・物流など幅広い用途で培ってきた素材提案の経験を活かし、複数種類のクッション材を候補としてご提示しました。
候補素材は「滑りにくさ」「柔軟性」「クッション性」「加工のしやすさ」の4つの観点で選定し、それぞれのサンプルを病院様にお届けしました。

実際に現場でサンプルを試用いただいた結果、
滑らず・柔らかく・十分なクッション性を持つ発泡PEフォームが高く評価され、正式採用となりました。

導入後は、患部保護の性能や作業性においても満足いただいています。
特に発泡PEフォームは加工が容易で、必要な形状にハサミやカッターで素早くカットできるため、現場の作業効率向上にもつながっています。

今回の事例は、医療用途におけるクッション材の代替提案でしたが、発泡PEフォームは医療だけでなく、梱包、保護材、工業製品の緩衝材など、幅広い分野で応用可能です。

当社では、お客様のご要望や使用環境に合わせた適材適所の素材選定を得意としており、同様の課題にも柔軟に対応可能です。
詳しい仕様やサンプル提供については、お気軽にお問い合わせください。

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