低発泡PPシートの供給終了・入手困難に備える|代替材料の選定ポイントと対応例
2026.01.23

最近、無架橋タイプの低発泡ポリプロピレン(PP)シートを使っているお客様から、
似たような相談を受ける機会が増えてきました。
「最近、材料の手配が不安定で…」
「このまま同じ材料を使い続けられるのか、正直ちょっと不安なんです」
設計や購買の現場では、すでに“次をどうするか”を考え始めている空気を感じます。
低発泡PPシートは、軽くてそこそこ腰があって、加工もしやすい。
このバランスがちょうどよく、
建材部材や設備まわり、保護材など、さまざまなところで使われてきました。
だからこそ、「同じような材料で置き換えれば何とかなるだろう」と考えがちです。
でも実際には、ここでつまずくケースが少なくありません。
代替検討で、よくある“ズレ”
これまでのご相談で多いのが、こんな声です。
「密度も厚みも近い材料を選んだのに、加工後の感じが違う」
「実際に使ってみたら、反りや腰の弱さが気になった」
低発泡シートは見た目が似ていても、
発泡の具合、ベース樹脂がPPなのかPEなのか、表面の硬さや感触。
このあたりで性質が大きく変わります。
数字上は近くても、
加工したとき、組み付けたとき、実際に使ったときに
「あれ?」となることがあるんですね。
そのため、
「低発泡PPがなくなるから、別の低発泡PPを探す」
という発想だけだと、かえって遠回りになることもあります。
用途や加工方法、最終的にその部品が何を求められているのか。
そこを一度整理してから材料を見る方が、結果的にうまくいくことが多いです。
こうした背景を踏まえて、
弊社では次のような代替提案を行っています。
・低発泡ポリエチレン(PE)シート
PPよりも柔らかさがあり、打ち抜きやカット加工との相性が良い材料です。
当たり防止や緩衝用途では、問題なく置き換えできた事例もあります。
・低発泡PP/PEシート
「PPでなければならない」という前提を一度外すことで、
供給の安定性や加工性の面で、選択肢が広がるケースも少なくありません。
弊社は材料だけをお渡しするのではなく、
カット、打ち抜き、貼り合わせといった加工まで含めてご相談を受けています。
「材料は決まったけれど、加工でうまくいかない」
という事態を、事前に潰しやすいのが強みだと考えています。
供給終了が正式に発表されてから動くと、
代替材料が一時的に品薄になる
評価や試作の時間が足りなくなる
こうした問題が一気に出てきます。
「もしかすると該当するかもしれない」
「将来的に不安がある」
そう感じた時点で、少しずつ整理を始めておく。
それだけで、後の選択肢はかなり広がります。
現在お使いの材料が
「これ、もしかして…」と引っかかった場合は、まずは状況だけでもお聞かせください。
完全に同じ材料を探すことよりも、
用途にとって“一番困らない代替”を一緒に考える。
その方が、結果として現場は安定します。
供給リスクがまだ表に出ていない段階でこそ、代替検討を始めるにはちょうどいいタイミングです。
お問い合わせはこちらまで👇
▶ https://gomusponge-navi.net/contact/
