データセンター設備を支える新素材
2026.01.27

FRU製ケーブルクリートとは?
大容量通信時代を支えるデータセンターでは、膨大な電力ケーブルや通信ケーブルが常時稼働しています。
それらを長期にわたり安全に支持し続ける部材として注目されているのが FRU(ガラス長繊維強化硬質発泡ウレタン)製ケーブルクリート です。
金属でも樹脂単体でもない、“複合構造材”ならではの性能が、インフラ現場で高く評価されています。
FRUケーブルクリートの構造
本製品は
両面FRP板 + ガラス長繊維強化硬質発泡ウレタン芯材
による一体成形構造です。
表面のFRPが強度と耐久性を担い、芯材のFRUが軽量性と寸法安定性を生み出します。
接着貼り合わせではなく一体成形のため、長期使用でも剥離リスクが極めて低い構造になっています。
特徴① 金属並みの寸法安定性
温度変化や湿度変化による伸縮・反り・割れがほとんど発生しません。
データセンターや変電設備のように環境変化がある現場でも、長期にわたり形状を維持します。
「樹脂=変形する」という従来イメージを覆す安定性 が最大の特長です。
特徴② 圧倒的な軽量性で施工負担を軽減
FRUは金属と比較して大幅に軽量です。
高所作業や狭所作業の多いケーブル敷設工事において、施工者の負担軽減と作業効率向上に貢献します。
重量物運搬が減ることで、安全性向上にもつながります。
特徴③ 高い機械強度
ガラス長繊維補強構造により、ボルト締結部にも耐えられる高い強度を実現。
ケーブル荷重が長期にかかる用途でも、たわみや破損のリスクを抑えます。
軽量でありながら、支持材として必要な剛性を確保している点が評価されています。
特徴④ 優れた耐水性・耐食性
長時間水中に浸しても吸水がほとんどなく、腐食や凍結劣化の心配がありません。
さらに酸・アルカリなどの薬品にも強く、屋外設備や地下ピットなど過酷な環境にも対応できます。
金属製支持材で問題となる 錆・腐食・塗装劣化 と無縁なのは大きなメリットです。
特徴⑤ 電気絶縁性が高い
樹脂系複合材であるため高い電気絶縁性を持ち、湿気による性能低下も起こりにくい素材です。
電力ケーブル周辺で使用する支持材として、安全性の面でも有利です。
特徴⑥ 現場加工が容易
木工用工具で切断・穴あけが可能なため、現場での微調整や追加工にも柔軟に対応できます。
金属加工のような火花や騒音が発生しにくい点も、屋内設備工事では利点となります。
主な用途
・データセンター内のケーブル支持材
・電力設備・変電設備の配線支持
・各種インフラ設備のケーブルトレイ補助部材
長期信頼性・軽量施工・耐食性が求められる現場に最適な材料です。
まとめ
FRUケーブルクリートは
「金属並みの寸法安定性・強度」 と
「樹脂ならではの軽量性・耐食性・絶縁性」
を両立した次世代のケーブル支持材です。
データセンターや電力インフラのように、
長期耐久性と施工性の両立が求められる現場 において、従来の金属製支持材に代わる有力な選択肢となっています。
