パーカーロード社工場火災と爆発事故の最新情報(2025年5月時点)
2025.05.16

3/18のコラム記事でパーカーロード社の工場火災について触れさせていただきました。
セーガータウンのパーカーロード工場、火災後の復帰を果たす | ゴム・スポンジ調達ナビ Produced by 共ショウ
2025年5月15日現在の状況はというと、アメリカ・ペンシルベニア州セイガータウンにあるパーカーロード社の工場で発生した火災および爆発事故に関する調査と復旧作業は継続中の様です。
・最新のニュース記事
DEP reviewing Parker Lord fire info
🔥 事故の概要
2025年2月9日午前10時30分頃、パーカーロード社のセイガータウン工場で火災が発生し、その後大規模な爆発が起きました。この事故により、同社の従業員7名と消防士6名の計13名が負傷し、近隣住民には一時的な避難指示が出されました。幸いにも、負傷者は全員軽傷で、翌日までに退院しています。
🏭 工場の現状と影響
爆発により工場は大きな損傷を受け、現在も操業停止が続いています。この工場は、接着剤、コーティング剤、熱管理材料などを製造しており、自動車、航空宇宙、石油・ガス産業向けに供給されています。操業停止により、同社の製品供給に遅延が生じており、一部の顧客からは納期の延長や製品の入手困難に関する報告が寄せられています。
🧪 調査の進捗
事故の原因については、現在も調査中であり、明確な結論は出ていません。ペンシルベニア州環境保護局(DEP)と米国労働安全衛生局(OSHA)が共同で調査を進めており、工場の安全管理体制や環境への影響についても評価が行われています。DEPは、同社が化学物質の在庫情報を提供しなかったことが州の大気浄化法に違反しているとして、行政命令を出しています。
🔄 今後の見通し
パーカーロード社は、事故の原因究明と再発防止策の策定に取り組んでおり、関係当局と連携して対応を進めています。しかし、工場の再開時期や製品供給の正常化については、現時点で明確な見通しは立っていません。顧客や取引先に対しては、代替製品の提案や納期の調整など、柔軟な対応が求められる状況です。
上記のようにまだまだ完全復旧の情報は出ていないようです。
共ショウでも、一部の金属とゴムの加硫接着製品に影響が出る懸念がありましたが、幸いにも材料の入荷が確保できたため、大きな影響なく対応できております。
もし製品の仕入でお困りの際は是非ご相談ください!