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🏗️ 建築用「バックアップ材（バッカー材）」とは？｜材質の違い・性能比較・国内メーカー製品を徹底解説！

🏗️ 建築用「バックアップ材（バッカー材）」とは？｜材質の違い・性能比較・国内メーカー製品を徹底解説！

2025.07.17

🏗️ 建築用「バックアップ材（バッカー材）」とは？｜材質の違い・性能比較・国内メーカー製品を徹底解説！

バックアップ材とは、建物の外壁や目地、サッシ廻りなどに使用される**シーリング施工の下地材（スペーサー）です。
目地に挿入し、シーリング材の厚みを調整したり、三面接着を防ぐ重要な役割を担います。

目次

🧱 バックアップ材に使われる材質とは？
- 1. 無架橋発泡ポリエチレン
- 2. 架橋ポリエチレン（架橋PE）
🎯 なぜその材質が選ばれるのか？必要とされる性能とは
🏭 国内メーカー製品の紹介
🧠 選定のポイント
✅ まとめ

🧱 バックアップ材に使われる材質とは？

国内で使用されるバックアップ材は主に以下のような発泡樹脂素材が中心です。

1. 無架橋発泡ポリエチレン

独立気泡構造で水を吸わず、耐候性・耐水性に優れる
柔軟性と弾力性を併せ持ち、施工性が良い
代表例：JSP（ミラプランク）、酒井化学工業（ミナフォーム）

2. 架橋ポリエチレン（架橋PE）

架橋加工により圧縮永久歪みが小さく、復元性が高い
耐熱性・耐候性に優れ、屋外・高耐久用途向け
代表例：三和化工（サンペルカ）、イノアック（PEライト）

🎯 なぜその材質が選ばれるのか？必要とされる性能とは

バックアップ材に求められる性能は、以下の通りです。

性能項目	理由とメリット
非吸水性	独立気泡構造により水の浸入を防止し、シーリング材の膨潤や劣化を抑制
柔軟性・弾性	目地にフィットしやすく、厚みの安定・打設作業を容易にする
非接着性	シーリング材が接着しないことで三面接着を防ぎ、ひび割れリスクを低減
耐薬品・耐候性	外壁・窓まわりなど屋外使用でも長期耐久性を確保
熱による変形の少なさ	架橋PE素材であれば夏場の高温施工でも寸法変化が小さい

🏭 国内メーカー製品の紹介

◆ ミラプランク（JSP)※ゴム・スポンジ調達ナビおすすめ！

無架橋押出発泡ポリエチレンなのでコストダウンに最適
カット、抜き、熱貼りなど加工性に優れた緩衝材
焼却やリサイクルも可能な無架橋素材のため、環境にも配慮
セルが細かくなり、外観・復元性が改良され、さらに使いやすく
参考：https://www.co-jsp.co.jp/product/sangyou/miraprank_e/

◆ ミナバッカー（酒井化学工業）

架橋PEフォーム製の角型バックアップ材
剥離紙付き粘着タイプもあり、施工効率が高い
柔らかすぎず硬すぎない絶妙な弾性で、押し込みやすさと復元性のバランスが優秀
参考：https://www.sakai-grp.com/product-information/20231213-92/

◆ サンペルカ（三和化工）

汎用PEフォームの定番品。複数グレード展開
軽量・非吸水・柔軟で、バックアップ材以外にも断熱・緩衝用途にも活用
多様な硬さ・厚みで目地幅に応じた最適な選定が可能
参考：https://www.sanwa-kakoh.co.jp/products/sunpelca/

🧠 選定のポイント

選定項目	推奨基準
材質	独立気泡のPEフォーム（非吸水性・柔軟性）
形状	目地幅に合った角形または丸型（施工方法に応じて）
硬さ（密度）	手で押し込める程度の柔らかさ／復元性があるもの
粘着の有無	高所・仮止め用途には粘着付きが便利

✅ まとめ

バックアップ材は、シーリング材の性能を最大限に発揮するための「縁の下のサポート材」
主に非吸水性の独立気泡PEフォームが採用され、柔軟性・施工性・耐候性に優れる
国内でも多数の実績ある製品があり、目地のサイズ・環境・耐久性要件に応じて適切に選定することが重要です

📝 現在ご使用のバックアップ材から材料変更にてコストダウンにも対応可能です！お気軽にご相談下さい。

お役立ちコラム #ミラプランク #サンペルカ #ミナフォーム #発泡ポリエチレン #バッカー材 #建築 #バックアップ材

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