難加工素材のカットにも対応!亜鉛メッキ鋼板付き制振材の導入事例
2026.06.04

お客様からよく聞く課題:硬くてベタつく制振材の加工問題
現場でよくある話ですが、優れた性能を持つ材料ほど、加工の難易度が高く扱いにくいというジレンマに直面することが多々あります。今回ご紹介するのは、防音や振動対策に欠かせない「制振材」の導入事例です。
この制振材は、亜鉛メッキ鋼板、粘着性のある制振ゴム層、そしてセパレーターで構成されています。厚さ0.25mmの亜鉛メッキ鋼板を振動の拘束層として使用しているため、手で曲げるのが難しいほど非常に剛性が高く、優れた制振性能を発揮します。しかし、この「硬さ」とゴム層の「ベタつき」が、現場での寸法カットを非常に困難なものにしていました。
亜鉛メッキ鋼板付き制振材の優れた制振効果と用途
この制振材は、金属板への振動や衝撃音を抑え、固体伝播音を効果的に抑制する働きがあります。具体的な用途としては、間仕切り壁の裏側に貼って隣室への音の伝わりを防いだり、金属製の階段を上り下りする際の足音を軽減したりと多岐にわたります。
さらに、シャッターボックスの巻き取り時の衝撃音や動力音の抑制、産業用機械から発生する騒音の低減、自動車の振動対策など、住環境から産業分野まで幅広く活躍しています。弊社でも某自動車工場内の騒音対策で採用させていただいたたりと、高い制振性能が求められる場面において、非常に頼りになる素材なのです。
アルミ材との使い分けと、加工業者が嫌がる理由
制振材の拘束層には、アルミ材を使用した製品もあります。アルミ材は曲面への施工に適していますが、亜鉛メッキ鋼板の方がより高い制振効果を得られます。そのため「曲面にはアルミ材、より高い性能を求めるなら亜鉛メッキ鋼板」という使い分けが一般的です。
どちらの製品も、現場での作業負担を減らすために、あらかじめ希望のサイズにカットして納入するケースがよくあります。しかし、ここで問題となるのが制振ゴム層の強烈な粘着性です。金属を切断するシャーリング加工機を使用すると、機械の刃にゴムがべったりと付着してしまい、その清掃に多大な手間がかかるため、加工業者からは非常に嫌がられてしまいます。
アルミ材の場合は、受注ごとに新しいトムソン型(打ち抜き用の型)を作成し、使用後は廃棄するという方法で対応できますが、非常に硬い亜鉛メッキ鋼板の場合は通常のトムソン型では刃が立たず、シャーリング加工も断られてしまうのが実情でした。
信頼できる加工ネットワークによる柔軟な対応
ある工事現場のお客様から「指定寸法にカットして納入してほしい」という強いご要望をいただいた際、通常の加工ルートでは対応が困難でした。そこで活躍したのが、日頃からお付き合いのある、非常に柔軟な対応をしてくれる信頼性の高い加工業者様の存在です。
この業者様は、金切ばさみを用いた手作業によるカットという、手間ひまのかかる方法で指定サイズへの加工を見事に実現してくれました。通常であれば実績のない面倒な作業は敬遠されがちですが、一緒に最適な加工方法を親身になって考えてくれる貴重なパートナーです。過去にも、硬質塩ビとソリッドゴムの手加工による接着や、モヘア素材への撥水スプレーの吹き付けなど、機械化が難しい細やかな手作業に快く応じてくれています。
まとめ:どこに頼めばいいか分からない加工もお任せください
優れた素材であっても、希望の形状に加工できなければ現場で活用することはできません。ゴムスポンジ調達ナビでは、単に材料を手配するだけでなく、通常の加工業者では断られてしまうような難素材のカットや、特殊な手加工・接着なども得意としています。
「こんな素材を、こんな風に加工してほしいけれど、どこに頼んで良いか分からない」といったお悩みがございましたら、ぜひ一度ご相談ください。現場の課題に寄り添い、最適な解決策をご提案いたします。
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